競馬 情報:株買い増しは「誠意を持って協議をしている間はしない」
30日夜、東京都港区内のホテルで、TBSとの協議開始についての記者の質問に答える楽天の三木谷社長TBS<9401>と協議入りすることで合意し、覚え書きを交わした楽天<4755>の三木谷浩史社長は30日夜、東京都港区の高輪プリンスホテルで、記者会見を開いた。記者との質疑応答の要旨は、次の通り。
── 共同持株会社化という当初の提案に比べると後退したように見えるが。
相互理解を深めることがまずは重要。今回はこれで良かったと思っている。後退したという認識はなく、まずはどういうことができるか検討したい。今回TBS株を取得させていただいたことについても、失敗したという意識はまったくない。
── TBS株を信託することで取得に要した1110億円を寝かせることになり、増資も難しくなると思うが。
増資については、マーケットにインパクトを与えることなので、この場で答えられない。議決権はみずほ信託銀行になるが、配当は楽天に入ってくるし、(調達した借り入れの)利息より大きい。
── TBSは他のIT企業とも“連携”しているが。
TBSの企業価値を考えると、われわれとだけやるというのはあまりいい形ではない。楽天以外の会社ともやるというのは、株主の立場からはいいことだと思う。われわれの狙いは、あくまでも新しいビジネスモデルを一緒に考えること。それができれば、TBSも楽天も他社と連携して結構だし、いわゆるメディア・コングロマリット(複合企業体)というのはそういう考え方。
── TBSが大株主の横浜ベイスターズとのからみで、球団の2重保有を禁じる野球協約に楽天が抵触するという意見もあるが。
まず野球協約に問題があると思う。球団のことが理由で親会社の企業戦略に問題が出てくること自体が、非常に不合理。横浜球団に役員を派遣したり、不正な試合をするなど、楽天が横浜球団に影響力を及ぼすとは考えられない。もっと実質論で話をしたい。
── 協議期間中に株を買い増したり、TOBを仕掛けたりする可能性はあるか?
誠意を持って協議をしている間は、しないというのが、合意の趣旨なので考えていない。
── 放送とネットの “連携”について、どういうビジョンをもっているか?
今までこういう形でテレビ局とインターネット会社が、本当の意味で業務提携を進めようとしたことはなかった。テレビの持つコンテンツや社会的認知を考えれば、ビジネスとしても、ユーザーとしてもわくわくするサービスができると思う。オンライン放送、Eコマース、ポータルなど、並べると平凡に見えるが、うまくいけば面白くなるし、中途半端では意味がない。
── かつて統合に「不退転の決意で臨む」と言っていたが、違う方向に行ってないか? 話し合いを持たないままずっとやるというのは、両社にいいことではないと、この50日間の過程で強く感じた。方向転換といわれればそうかもしれないが、話し合うという形になった。
── TBSとの協議はどのくらいの頻度で行い、楽天側は誰がリーダーになるのか?
誠意を持ってやるということなので、1カ月に1回ということではなく、実践に向けて必要な回数をどんどんやっていく。楽天側はタスクフォースを作り、リーダーは私がやる。ここまで注目を受けたので、本当にいいものを作りたい。
── 仲介役を果たしたという西川善文・三井住友銀行前頭取はどのように関与したのか?
私から発言するのははばかれるが、基本的には個人的な立場。TBSの監査役であり、私も非常に仲良くさせていただいている間柄なので、間に立っていただいた。
── 今回の和解協議入りについての自己評価は?
前に進んで良かったと評価している。あくまでもネットと放送の未来像を追っていくという上で、多少前進した。
── ライブドアとフジテレビジョンのニッポン放送株争奪戦とどう違うか?
他社がどのような話をしているか全然わからない。違いについて、われわれがコメントする立場にない。
ライブドア・ニュースより引用
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